【解決】「画面酔い」を5選に絞り、原因と対策方法をご紹介します。

3D酔い VR酔い スマホ酔い パソコン酔い 映像酔い 画面酔い

✓画面酔いとは、一体何?

  • 画面酔いとは?
  • どんな場面に画面酔いになるの?
  • 画面でなぜ?酔うの?
  • 治す方法は、あるの?
  • 未然に防ぐ方法は、あるの?

こういった疑問に答えます。

✓本記事の内容

目次

乗り物酔い歴33年の僕が、体験談も含め、解説いたします。

※✔体験者W:ワールド本人の体験談です。

①.画面酔いについて


「画面酔い」の起こる原因については、はっきりと解明されているわけではありません。
乗り物酔いに似た症状が出るとされております。

・乗り物酔いと違う点について
「画面酔い」は、実際には、体が動いていない状態でめまいと吐き気が起こる現象です。

・体で起きている現象について
目で見た情報(映像、画面)は、脳に送られ、内耳(三半規管=バランス感覚)の情報と体(筋肉、関節)の感覚情報も同時に送られています。
その結果、情報の不一致(ズレ)により、自律神経が乱れ始め、めまいと吐き気が起こります。

※「画面、映像」からの影響で酔う症状を総合で「画面酔い」として扱っております。

②.画面酔いの種類を5選ご紹介


【画面酔いを大きく5種類に分けます】

1. VR酔い(仮想現実)
VRを体験した際に、気分が悪くなる症状のこと。
(仮想現実と現実との不一致から生じる)

2.映像酔い(テレビ、映画、ビデオなど)
映像中の視覚的な運動をきっかけとした不快な症状が発生する。
主にダイナミックな動きのある映像、手ぶれの多い映像などで症状が起こります。
また、映画館などの大画面で、めまぐるしい映像画面なども起こりやすい傾向です。

3.3D酔い(ゲーム酔い)
立体感のあるゲームをプレイしているときに、乗り物酔いに近い症状が起きます。

4.パソコン酔い(モニター酔い)
パソコンやモニターの画面を、長時間使用することで、めまい、吐き気の症状が出ることがあります。

5.スマホ酔い
スマホも下を向いた状態での長時間使用することにより、気分が悪くなる。
主に姿勢や見ている環境にも影響する。

 

③.酔う原因とメカニズムについて


どのようなメカニズムで起きるかについては、あまり、詳しくわかっておりません。

「画面酔い」は、実際に乗り物に乗っていなくても乗り物酔いに似た症状がでることから
「動揺病」の1つではないのかと考えられております。

※乗り物酔い=「動揺病」あるいは「加速度病」と呼ばれています。

「画面酔い」での共通点を3つに絞りました。
原因要素を大きく3つ「映像酔い」「眼精疲労」「強い光」に分けて解説致します。

その1.「映像酔い」
画面の大きさに比例して、ダイナミックな動きのある映像、立体映像などでプレイや視聴した場合に起こる可能性があります。

その2.「眼精疲労」
眼精疲労とは、疲れ目と違い、「眼のイタミ」や「かすみ」、「充血」といった目の症状がでます。
また、それ以外にも「めまい」や「頭痛」、「肩こり」などの症状が現れることもあり、休息や睡眠では回復しないという特徴があります。

主に画面、映像を長時間見続けることによって目の疲労が原因で起こります。
他の要因として、メガネやコンタクトの不具合、精神的なストレスなども考えられます。

その3.「強い光」
画面から発する「強い光・光の点滅」で体が異常反応を起こす症状です。
症状として、「めまい」、「吐き気」、「体がけいれん」、「気を失う」こともあります。

画面のチラツキ、点滅などパターン化された映像を視聴している時に起きる可能性があります。
(映画・テレビ・アニメ・テレビゲームなど)

これらの3つの原因要素が大きく絡んだ状態で発生します。
また、それとは別に、プラスα要因が絡みます。

(各種の特徴)
・この5種で大きく違う点は、画面の視界に差があります。

VR酔い>映像酔い(映画)>3D酔い・パソコン酔い>スマホ酔い
(映像を捉える視界の大きい順に表しました)
※映像の視界が大きい程、影響が受けやすく、酔いやすいです。

VRの場合は、視界を全て覆うという特徴があります。
スクリーン画面の視野が大きいほど、激しい動く回転するような動きのある映像は、
気分が悪くなりやすい傾向にあります。

他にも色々と要因があります。

・視点による違い。

✓VRの場合は、1人称視点を基本に進む事が多く、本人が主体である。
✓3Dの場合は、1人称視点、3人称視点、色々選択がある。
✓映像、映画の場合は、3人称視点が中心で、1人称視点になることは少ない。

※FPS=ファーストパーソン・シューティングゲーム(一人称シューティング)の略です。
主人公の視点でゲームプレイができる。一番酔いやすいと言われております。

・動きを予測できるか?
(例えば、乗り物酔いで言うと)
自分で運転した場合は、予測できると酔いにくい傾向にある。
3D、VRの場合でも、次の移動展開が予測できるかどうかでも変わってきます。

・「VR酔い」の原因の一つ。

ソフト側とハード側(HMD)の問題で、HMDを着けて頭を動かしたときに、3D映像の動きが遅れてしまうことがあります。この「映像の遅れ」が酔う原因でもあります。

※HMD=(ヘッドマウントディスプレイ)頭部装着ディスプレイ。

 

④.画面酔いの5つの治し方及び対応方法について


★症状としては、乗り物酔いの症状によく似ています。

【初期症状】(あくび、眠気、軽いめまい、目をこすったり、肩こり)などが、起きてきます。

【重症化】(冷や汗、動悸、手足のシビレ、頭痛、顔面蒼白、吐き気、胃の不快)などが起きてきます

※このような症状が発生したら、「要注意」です。

★治し方について

体調不良を感じたらすぐに視聴やプレイを中止しましょう。
そして、音や映像から離れしばらくは安静にしましょう。

症状が発生したら、その日は、安静していた方が無難です。

その1.
眼精疲労対策として、眼球と目の周りを温めましょう。

目の周囲を温めることにより、血液の流れをよくなり、
筋肉の疲労物質を取り除きます。
蒸しタオルや濡れタオルで温めたり冷やしたりするのも効果的です。
また、「目の周りのツボも効果的」です。

★(6つのツボをご紹介致します)

★1【晴明(せいめい)】

目頭の上にある内側の小さなくぼみの部分です。
親指と人差し指で、鼻筋をつまむようにして軽く押す。
※眼球を押さえつけないよう注意してください。
【効果】
目の充血・疲れ目・視力低下・頭痛・鼻水・鼻づまりに効果的です!


★2【攅竹(さんちく)】
眉毛の内側のすぐ下にあるくぼみのところです。
左右の親指の腹などで上に向かって押し上げるように刺激します。
【効果】
眼精疲労、ドライアイ、頭痛・片頭痛に効果的です!


★3【承泣(しょうきゅう)】

目の下の骨の中央にあるふくらみのところです。
中指か薬指で力を入れ過ぎずに下に向かって軽く押します。
【効果】
目の充血・眼の疲れ・目のかすみ・涙目に効果的です!


★4【太陽(たいよう)】

こめかみの少し下のくぼんでいるところです。
左右の親指で外側に向かって軽く押します。
【効果】
眼精疲労、頭痛に効果があります。

風池(ふうち)
★5【風池(ふうち)】

うなじの中央から、左右に親指の幅1本分ほど外側に離れたくぼみにあるところです。
両手の親指で押し、残りの4本の指は、頭を添えて支えます。
頭頂に向かって持ち上げる気持ちで、ゆっくり押し上げて行きます。
【効果】
自律神経のバランス、肩こり・眼精疲労・頭痛・めまい、立ちくらみ、だるさにも効果があります。

ないかん
★6【内関(ないかん)】

手のひら側の手首のしわの真ん中から、指3本分ひじ側にあるツボです。
【効果】
平衡感覚を正常に戻す働きがあり、吐き気の解消に効果があります。

その2.
強い光対策として、部屋の明るさの調整

明るすぎたり暗すぎたりするのも、疲れ目の元になるので、
丁度いい明るさに調整しましょう。
また、「ブルーライトカットの眼鏡」を使用してみるのも良いでしょう。

その3.
疲労対策として

長時間見続けないで1時間ごとに10分程度休憩を取りましょう。
また、「長時間同じ姿勢を見直してみる」

その4.
映像の視界を「大きくから小さく」して視聴する工夫をしてみる。

(画面が近いので離れる)

その5.
薬を飲んで対応する。

⑤.未然に防ぐ7つの対策について


【予防と対策】

その1.映像の視界の対策(映像の視角的大きさを小さくして視聴する)
→[対策として]
大画面に近づきすぎないこと、離れた距離であれば、画像の視野が狭くなり、酔いづらくなる。
(画面からは、2メートル以上離れて視聴する)

その2.映像画面と周囲環境の明るさの対策
→[強い光の対策]
モニター画面の光の調整、部屋の中の明るさの調整。
眩しい光や点滅、回転などは、なるべく避ける。
→[アイテムとして]
「ブルーライトカットの眼鏡」の使用

その3.どんな姿勢、視聴環境(イスや机の高さ、姿勢、時間帯など)
→[対策として]
・疲れない、イスや机の高さで視聴、プレイをする。
・なるべく、同じ姿勢にならないよう工夫する。
・1時間に10分程度の休憩をいれる。
・目元、首、肩など軽くマッサージをする。
・ツボを押さえておくのも効果的です。
・眼精疲労予防として近くと遠くを交互にみる。
・ドライアイ防止として、まばたきの回数を増やす。

その4.乗り物酔いの薬を飲んでおく。
・事前に、30分前に飲んでおく。

その5.体調不良の場合は、無理はしない。
・誘発の原因にもなります。

↓その他として!

その6.画像酔いの順応効果を利用する。
画像酔いを繰り返し経験することで「慣れる」ことにより、症状を緩和する効果がある。

その7.3D、VR酔い対策として
→[視点対策として]
映像が一人称的視点になるものは、回避する。