【陸酔い】船酔いで辛かった体験談を語ります。
✓著者の中で辛かった乗り物酔いとは?
- 陸地(揺れがない場所)でなぜ?酔うの?
こういった疑問に答えます。
✓本記事の内容
目次
乗り物酔い歴33年の僕が、体験談も含め、解説いたします。
※✔体験者W:ワールド本人の体験談です。
①.陸酔いの体験談を語ります
少年期で陸酔いの体験談をお話したいと思います。
〔少年期6~15歳編〕
✓陸に上がったら酔いはじめた・・・。
【陸酔い編】エピソードその1。
小学5年生ごろでした。
季節が暖かくなると、父親から「海で釣りするぞ!」と必ず言い出します。
そして、僕は、海に連れていかれます。
多い日だと毎週日曜日、必ず海で釣りになります。
とにかく、海が好きな父親で、釣り竿、リールなど
海に関する道具は、いくらでもお金を出します。
だいたい、海で釣りする場合は、堤防釣り、海岸から釣りをする
陸釣りなどがメインでした。
日曜日の防波堤は人も多く、釣り座の確保がすごく大変です。
また、魚が1匹も釣れない。いわゆるボウズもあります。
そこで、「ボートを借りて、沖で釣りをしょう!」に展開してきました。
そうすれば、「魚が釣れる確率がぐ~んと高くなるぞ!」となぜか?
みんな鼻息が荒く、興奮しています。
確かに、色々な魚も釣れるだろうし、好きなにポイントにも自由に移動できるので
楽しいであろうが・・・。汗
そんな中、自分だけやめます。とは、言えず・・・。
参加することになりました。
今回も車で海に到着しましたが、もうすでに、半分車酔いしています。
これから、おろらく・・船酔いに突入します。(T_T)
も~こんだけ乗り物酔いすれば、自分の展開、未来がさすがに見えますよ!
案の定、小舟に乗ってみて、異常に揺れます。
呼吸と波の揺れが合わない合わない。
上下が揺れるたびに吐き戻しそうになります。
3分で気分がすぐに悪くなり、「ナマツバ」が出てきて~
「も~うダメ~」
吐くときは、自分の意志とは関係なく、勝手に口が開き…
「オエ~」と吐いてました。
沖に出るとなかなか、戻れないので戻るのに時間がかかりました。
車の揺れとは、違ってハンパないです。
左右前後と上下運動が同時に揺れ、それが連続に永遠に続く。
「も~イヤだ~」と思いつつも、なぜか?異常に魚がヒットします。
手の感触が「ブルブル来ます」
すごい、楽しんだけど、気持ち悪いと複雑な気持ちでした。
ま~初回は、こんな感じでした。
なんだかんだ、数回ぐらい小舟に乗って沖釣りにチャレンジしてました。
だいたいは、船酔いして、終了するのですがオチです。
ですが、その数回チャレンジしている中で、とても不思議な現象が起きました。
全く船酔いしない現象が起きました。その時は、完全に克服したと思いました。
その時は、魚の手応えもよく、大漁でした。
釣りに夢中でした、気づけば、5~6時間ぐらいは小舟で釣りをしています。
調子に乗ってか、船の中でおにぎりをほおばって食べてました。
その時の気分は、最高でした。
よく「人馬一体」という言葉がありますが、「やっと僕の体が波と一体化しましたね!」
この感覚を自分の中に刻みこんでいました。
そして、「俺すげ~よ!」、「ついにモノにしたぜ!」と
嬉しくて、嬉しくて仕方なかったです。
ほんと、釣りは楽しいし、船のまわりは、何もなく静かで気持ちいいね!
日差しと潮風が最高でした。
そんな中、日が落ちてくるので、帰りの合図が見えました。
「あ~、もっと釣りしていたい!」
「仕方がないな~」とトボトボ、陸に上がりました。・・・・・。その時!
「あれ?おかしいな~」歩けないのです。
なぜか?地面がグラグラ揺れている感じがします。
大地震でも起きているのかと思うぐらい。
立ったり歩いたりすると体がグラグラ揺れます。
そして、頭がぐるぐる、目がぐるぐるし続けて異常に気持ちが悪いです。
自分の位置の感覚がわからず….
結局、自分の意志とは関係なく、勝手に口が開き…
「オエ~」と吐いてました。
なんなんだこれは、陸地にいるのに
乗り物酔いしているような状態です。
立っても横になっても揺れている感覚がする。
さすがに、逃げ場もなく、どうすることもできない。
これは、すごいキツイです。
天国と地獄を味わった感じで、最後は、生き地獄でした。
「罰があたったのかな?」「朝、調子にのっていた自分を戒めました」
この酔いが自然に治ったのが2~3日ぐらいでした。
※✔体験者W:
当時は、この症状を知りませんでした。
今回、初めて知りました。
これは、「陸酔い(おかよい)」と呼ばれているそうです。
船を下りてからも体が揺れ続けている状態の事です。
だいたいは、2~3日で治まるそうです。
こんな、逆の現象が起きるとは、思ってもいませんでした。
僕の場合は、波の揺れる環境に体が慣れた後、陸地(揺れがない場所)に
戻るも適応出来ず、平衡感覚のバランスが崩れ、結果酔いにつながった。
あとこの状態が1カ月以上も続く場合は、
「下船病(げせんびょう)」と呼ばれている症状になるそうです。