【教訓】乗り物酔いに関する体験談を幼少期から語ります
✓著者の体験談から乗り物酔いとは?
- 乗り物酔い(体験談)から学べることがあるのだろか?
- 乗り物に酔った者にしか、わからない事とは?
- 乗り物に酔う人との接し方がよくわからない。
こういった疑問に答えます。
✓本記事の内容
目次
乗り物酔い歴33年の僕が、体験談も含め、解説いたします。
※✔体験者W:ワールド本人の体験談です。
①.乗り物酔いに弱い著者が体験談を語ります。
乗り物酔い歴33年の僕が、幼少期からお話したいと思います。
〔幼年期0~5歳編〕
いつから乗り物に酔う、弱い子になっていたのか? 記憶があるのは、保育園の時からです。 両親が共働きしていたので、0~5歳まで預けられていたかと思います。 母親が毎日、軽自動車で送り迎えしてくれてました。 保育園まで、車で10分ぐらいの距離なのですが、毎日酔ってました。 めまいと吐き気の症状が出ていて、あと10分乗っていたら、吐いてましたね! それぐらい、なぜか乗り物が弱かったです。 ※✔体験者W: 4人兄弟で僕は3番目の子でした。 小さい頃から普通に、目が回る体質でした。 僕だけ異常に、乗り物酔いが激しかった為、両親もどうしてよいのか よくわからなかったみたいです。 そして、両親からは、 「車に慣れていないだけだから、いっぱい乗れば、治るから大丈夫だよ」と いつも聞かされてきました。 しかし、一向によくならない。 そして、車を乗るたびに、酔ったり、吐いたりする。 「全然、大丈夫では、ないんですけど・・・。」と ひとりでつぶやいてました。 何度か経験していくうちに なんとなく、自分の中で車に酔うサイン、パターンが わかるようになってきました。
〔少年期6~15歳編〕
✓小学校に入ると乗り物酔いの名人でした。汗
【遠足編】エピソードその1。
小学校に入ると楽しいはずの遠足が・・・・。 最後には、地獄絵になってました。汗 遠足自体は、ほんと好きです。 300円分好きなお菓子買って、リュックに入れる遠足の前日まではね! 遠足は、バスで移動です。乗る前には、乗り物酔いの薬は、必ずのんでました。 また、「俺は、大丈夫だ!」と暗示もかけ、睡眠も取って出来万全でした。 そして、遠足のたびに必ず、母親から気分が悪くなったら 「梅干しをなめないさい!」と渡されておりました。 「まぁ~お守り」です。 そして当日です。 朝早くから、友達と一緒にバスに乗り込みます・・・が。汗 乗った瞬間!自分にもわかりました。完全に酔うと思いました。 なぜ?そう思ったのか?と言いますと 小さい時からサインやパターンを経験していたのでよくわかるのです。 まずは、バス独特のニオイです。これで一発目でヤラレます。 その時、体にすぐ反応が出ます。 体全身にゾクゾクと拒否反応が起き、自然に身震いが起こります。 これを発生させてしまうと、必ず10~30分には、 めまいと吐き気という症状が出ます。 何度も経験しているので、この時点でほぼ酔いに負けます。 まず、この状態をおこさせては、ダメなのです。 案の定、すぐに気分が悪くなってきました。 過呼吸になっている自分がいます。 そして、「酔うかもしれない」という恐怖心と 「俺は、大丈夫だ!」との、はざまで己と闘っております。 しかし、ナマツバ、冷や汗と同時に 心がバクバクしてきて、自律神経が完全に乱れ始めています。 それを察知した先生が前の席に移動して、バケツを用意してくれてます。 それを見た瞬間!なぜか?我慢から吐こうに思考が変わってました。 ...苦しい~、...気持ちわるい~、...ラクになりたい~。と 吐くときは、自分の意志とは関係なく、勝手に口が開き... 「オエ~」と吐いてました。 その嘔吐が、まわりにもニオイと共に、広がっていきました。 近くで見ていた子、嘔吐のニオイを嗅いだ子も次々に もらい吐きになっていました。 僕だけならいいのですが、他の子まで巻き添えにしてしまいました。 その時は、ほんと、ツライです。精神的に自分を責めました。 結局、原因は、自分の自己暗示が強力だったのか? それにしても乗り物薬がまったく、やくに立たない! もぉ~、ため息だけです。 ※✔体験者W: まず、第一の関門である、 体が拒否反応=身震いを起こさせない。 あとでわかったのですが、 対策方法としてマスクをすれば、回避出来たかもしれません。 この状態に入ってしまった場合の体の状態は、心拍数が早くなっています。 これもあとでわかったのですが、 酔いを押さえるツボ(リストバンドなど)で対処出来たかもしれません。 あとは、己との戦いです。 その頃には、酔う、吐くのが当たり前という自己暗示が 強烈にすり込まれていたのかも知れません。 結局、薬が効かず。一発OK負けです... それから、自分だけならまだしも... 2次災害を発生させ、まわりの子まで巻き添えにしてしまう。 「う~ん」... 結局、自分を責めてしまう... 「なぜ?こんな目に遭うんだよ~」、「過去に悪いことでもしたのか?」 「も~嫌だ~死にたい!」と吐くたびに思っておりました。 それらを何度も繰り返しているうちにおかしくなったのか... 突然、笑い出し...「ほんと俺は、乗り物酔いの天才だよな」と 自分でも意味不明な言動をしてました。汗 ある意味、開き直っていたのかもしれません。 この経験が他に人に役に立てればと思います。 ※他者の嘔吐(いわゆる「もらいゲロ」)。
✓父親がよく、海に連れて行ってくれました。
【潮干狩り編】エピソードその2
うちの父親は、よく遊んでくれました。 2、3週間の日曜日に1回のペースで海に連れて行ってくれます。 しかし... 子供ごころながら、行きたいけど、行きたくないというジレンマ。 結果は、海は楽しい!>乗り物酔い いつもは、お留守番の僕が、このときだけ参加する理由は、 ・外食できること ・お小遣いが稼げる お出かけするとなぜか?父さんのお財布が軽くなる。 好きな食べ物、モノを特別に買ってくれる。 また、ただ海に行くのではなく。遊び心も用意してくれた。 頑張れば、自分でお小遣いが稼げる仕組みを提供してくれた。 やることはカンタン! 砂中の貝(あさり)を自分で掘って集めるだけです。 ここには、ルールがあり、【あさり】のサイズによって値段が決まる。 ・大、中、小のサイズがあり、20円、10円、5円に別れており。 自宅に戻ったら、集めたあさりをサイズごとに計算して 父さんに提出してお小遣いをもらうというシステムです。 これが、なかなか子供ごころにして、すごくおもしろく燃えます。 そういう理由もあり、だいたい参加しました。笑 参加するとなったら、さあー大変です。 早く寝て、酔い止め薬のんで「いざ!出発」です。 その前に、うちの父さんの車は、仕事用のトラックでお酢を運んでました。 また、タバコとお酒も大好きなので、車の中は、汗、お酢、タバコ、なぜか? 体臭からお酒に近いような異様なニオイがトラック内で異臭を放った状態です。 当然、中に入った瞬間!「やばいよ...このニオイ...」 自然とタオルを口にかぶせて、ニオイを軽減するも.....。 体が異常に萎縮して、心がバクバクしてきて、自律神経が完全に乱れ始めてます。 何度も経験済みなのですが、無意識に反応が出てしまいます。 ここで気づいたのですが、酔うことに意識を集中するともっと、酔ってしまいます。 だから、窓を全開にあけて、風にあたり、遠くの景色に集中することで 意識がそれるということです。 なんとか、ごまかしながら、1時間ぐらいかけて海辺に到着いたしました。 少し、めまいと吐き気は、残っているのですが、あさり狩りに夢中になっていると だいぶ、気分が戻ってました。 夕方までになると酔い薬をのみ直し、帰宅するのですが 必ずこの時間になると車が渋滞になるのです。 車がなかなか、進まず、チョロチョロ運転が続き、これがすごく酔う原因です。 まだ、家につかないのか?だんだん、「ナマツバ、冷や汗がでてきた」 これは、ヤバイのが出てきたよ。 ここで己との闘いです。 ただ酔うのと酔って吐いてしまう状態では、大きく違ってきます。 吐いたら、負けです。 僕の場合、普通に酔って自宅に戻れば、数時間横になれば、回復します。 しかし、吐いた状態の場合は、その日はすぐに寝て明日にならないと回復しない。 だから、出来れば、吐くまではおさえておきたいです。 ※✔体験者W: とにかく、父親の車内のニオイがハンパないです。 しかし、乗り物としてのトラックは、良い面もあります。 乗用車と比べてガタガタすることです。 この〔ガタガタ〕が酔いにくいポイントでもあります。 なぜかと言いますと! このガタガタが自分の内耳(三半規管)が認識できているからだと思います。 逆に性能のよい乗用車は、動いているのか、止まっているのかよくわからず 空中に浮いている感じがします。自分の場合はすぐ気分が悪くなりました。 それとは別に車内のニオイとして 母親の車内の特徴は、化粧(香水含む)とビニールシーツのニオイがダメでした。 こんな時でも両親の一言は、 「慣れれば、大丈夫!」、「自分で運転すれば酔わない!」これが口癖でした。 昔の人だから、精神論的な意味合いが強い気がします...
〔青年期15~30歳編〕
✓ほんとうに自分で運転すれば酔わないのであろうか?
【自分で運転編】エピソードその3。
高校でたら、すぐ就職して働くことが決まっていたので 18歳の時には、運転免許を取得しておりました。 そして、父親の軽バンを借りて、自分で運転するも・・・・。汗 なぜか?おかしいな~・・・・。 だんだん、気分が悪くなり、めまいと吐き気が起きてきます。 何回も試して、乗っておりましたが、「ダメだ~完全に酔う!」 理由は、よくわからないのですが、頭がクラクラして、気分がわるくなる。 それから...自分で車に乗ることは、ヤメました。 さすがに酔い止め薬は、飲んではおりません。 ※✔体験者W: その頃の自分の各乗り物によって、酔う時間帯がわかってきました。 18歳の時点では、 ー【酔い止め薬を飲まない状態の場合】 ・車→10分以上で気分が悪くなり、30分後には、吐く。 ・バス→15分以上で気分が悪くなり、45分後には、吐く。 ・電車→90分以上で気分が悪くなる。 ・釣りの小舟→3分以上で気分が悪くなり、10分後には、吐く。 ー【酔い止め薬を飲んだ状態の場合】】 ・車→30分以上で気分が悪くなり、90分後には、吐く。 ・バス→45分以上で気分が悪くなり、120分後には、吐く。 ・電車→200分以上で気分が悪くなる。 ・釣りの小舟→15分以上で気分が悪くなり、30分後には、吐く。 酔い止め薬を使えば、なんとか持ちますね。
〔壮年期31~45歳編〕
✓35歳から自分で運転始める。
【再度チャレンジ、自分で運転編】エピソードその4。
いろいろ事情があって、どうしても自分で運転しないとならない場面が訪れます。 しかし、運転期間が空いてしまい、運転操作に不安がありました。 そこで、父親と兄貴の協力してもらいほぼ毎日運転をしておりました。 19歳ぐらいから自分で運転することは、ありませんでした。 はじめに、父親の軽バンを借りて乗り始めました。 少し、ニオイが気には、なっておりましたが、運転に集中していたせいか 「あれ?」意外に普通の状態で運転しておりました。 昔は、自分で運転は、酔わないと聞かせれておりましたが、 確かに、酔いにくいのは、ホントです。 理由は、自分で揺れが起こるタイミングを事前に予測できる為、酔わないのです。 それと、期間が空いていたせいか 自分の中で酔うという意識が薄らいでいました。 その状況下で毎日運転していたせいか、自然と車内の空間とも慣れていきました。 今では、高速を使って、地方に何度もドライブしてきました。 確か5年間で15万キロぐらいは、運転していたかと思います。 今の自分は、40半ばなのですが、酔いは、感じないです。 克服できたのかは、わかりません。 ただ、他人の車の助手席は大丈夫なのですが 後方の席席は、60分ぐらいで気分が悪くなりやすい。 まだ...「ダメかも」笑 でもだいぶ、慣れだと思います。 また、酔うという自己暗示も解けてきました。 というより、あまり気にしなくなりました。 ※✔体験者W: 幼い頃は、まだ平衡感覚のバランスがうまくとてれいないのだと思います。 大人になるにつれ、慣れてくるので結果、酔いにくくなるのかと思います。 今では、普通に乗って運転していれば、問題ありません。 ただ、まぶしいと感じる光は、避けた方がよいでしょう!
②.乗り物に酔った著者の心境は。
意外と乗り物酔いには、無縁の方からすると不思議に思えるかと思います。 なぜなら?乗り物に酔った本人しか、わからない心境があります。 人生40年以上生きてきましたが、人生で一番苦しかったことは、 乗り物酔いで最後には、吐くことでした。 これを何度も経験するぐらいなら、死んだ方がマシなのでは、ないのか?!と 思い込んでしまうぐらいツライ経験でした。 少年期時代は、原因がイマイチわからず、自分なりに調べてみるも... どこかで「ダメだ~」とあきらめたり。 半分人生投げてましたね。「どうでもいいや」とね。 そして、不思議と外面から内面に向くようになってました。 その時、小学2年~4年によくみていた人気番組がありました。 矢追純一のUFO番組、これが一番好きでした。 宇宙人の世界は、自由ですごいテクノロジーがあるんだろう。 僕の乗り物酔いなんかすぐ治せる技術もあるのだろと興味を持っておりました。 そしてなぜか、わからんけど? 宇宙人に「助けてくれ~」と念じることもしてました。 だが、あの姿のグレー来たら怖いので、途中で取り下げました。 また、予言に関するTV番組にもハマりました。 【ノストラダムスの予言!】1999年に滅亡すると本気で思ってました。 逆算して、適当に生きようとしていたため、勉強などは、しません。 半分投げやりな人生でしたが、いつも、ツライことが起こるたびに 自分は、いつも、楽観的にものごとをみるよう努めてきました。 そうでないと精神的に自分を支えることが本当に難しかったからです。 そんな状態で青年期時代に入ると就職で悩みました。 まだ、乗り物酔いが改善できないから、転勤のない仕事選びをしてました。 かなり、制限されてしまいます。 結局、いろいろ転々としてみたが、結果的に破天荒な人生へ・・・。汗 とはいえ、なんとか、ここまで頑張ってきた自分に対して感謝です。
③.乗り物酔いに弱い人に対しての接し方。
✓酔う方に対して助長してしまう行為があります。
その1.あまりにも心配して酔うイメージなどを連呼しない。
(乗り物酔いに弱いと自覚している子供に対して)
これは、僕の母親がひつこいぐらいよくやるパターンです。 (例えば) 車で移動中、気分は悪いかどうかを何度も何度も確認して 聞いてくるとどうなるのか? 自分の中では、せっかく別のことに意識しているのに 酔う事に意識を戻されてしまい、結局、心配になって車酔いを誘発してしまう。 よくあるパターンです。 ※✔体験者W: ここは、ほんと難しい場面なのですが、本人も気にしているので ほっとくことがベストです。 ただ、吐いてしまう場合もあるので、あらかじめ ルールを決めておき、どうしても気分が悪い場合は本人に任せる。 そして、最悪吐いてしまう場合も考慮にいれて 事前にここに袋などあるから自己で判断させるようにする方が良いと思います。
その2.乗り物の中のニオイを取り除いてあげる。
これは、あまり、酔わない方には、気づかない事かと思います。 例えば、僕の父親は、汗、お酢、タバコ、お酒、食べ物のニオイなど。 母親は、化粧(香水含む)、車のビニールシーツのイヤなニオイなど。 車内に入った時、あきらかに外の空気と違う独特のニオイがあると気になる。 できるのであれば、無臭にしてあげる。 窓を全開にして、車内の空気を入れ換えてあげる。 これだけでも、効果があるかと思います。 ニオイで酔いが発生してしまうパターンがあるからです。
その3.乗り物に乗る前に情報を伝えてあげる。
乗り物に酔う子は、情報を事前にわかると自分なりに対応します。 (例えば) 目的場所を伝えて、目安に到着時間、途中でどこかよるのか それがわかると、もう少し頑張ってみようとか、ここまでなら大丈夫と判断します。 自分の乗り物酔いの状態に合わせて本人に任せてあげる。 ※✔体験者W:実例 小学6の時、5つ上の兄貴と東京に電車で1時間ぐらい乗ってました。 帰り際に牛丼を食べて満腹状態です。 東京から自宅の駅まで帰る途中、僕が気分が悪くなり 途中で降りたいと兄貴に伝えました。 そしたら、あと2駅で着くから「かんばれ」と言われ、我慢していました。 やっと!2駅目で、顔が青白くなり、手もしびれ、汗もびっしょりな状態です。 「あ~やっと、ついたか!」と出ようとしたら兄貴が次で着くと言われ。 も~やばい、吐くかもしれない。次、着いたら吐こうとしてました。 やっと、次の駅まで耐えた。 「うぷ、う、ぷ...」と出ようとしたら 兄貴が「あ~わるい次で着くから、もう少しかんばれ!」と言われ。 「も~限界...」「ウエ~!」と全部吐いて車内がエライことになりました。 よく聞いてみたら、あと2駅もあったと知って恨みました。(T_T) 兄貴の理由は、もう少し頑張れば、耐えられると思ったみたいです。 これは、興味本意でやってはダメです。 乗り物に乗る前は、情報を共有しときましょう。 ヤバイ時には、自分で判断ができると思います。